製品概要

引張ばねは圧縮コイルばねとは異なり、引張荷重を受ける用途に使用されるばねです。
一般的には、端部を成形してフックを作るものが多いですが、
別途取付金具を作成して取り付けるものなど、用途に応じてさまざまな形状があります。
代表的なフック形状としては、丸フック(逆丸フック)やUフックなどがあります。

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特徴

  1. 1省スペースで使用可能

    引張ばねは密着巻で成形されることが多く、密着巻部には初張力が生じます。初張力とは、無荷重時に密着している引張りばねの内力のことです。この初張力を有効に活用することで、省スペースでの使用が可能となります。

  2. 2様々な取付条件に対応

    フック形状は多様であり、様々な取付条件に対応できます。基本的な形状は丸フック、逆丸フック、Uフックですが、フックを別に用意してコイルに組み込む「ねじ込みフック」も存在します。ねじ込みフックはフック単体の強度を高めることができます。

  3. 3熱間成形材(SUP)で成形

    熱間成形材(SUP)で成形された引張ばねの初張力については、材質と特性上、ゼロとなります。

  4. 4要望に応じた成形

    基本的には密着巻ですが、顧客の要望によりピッチを開けたり、初張力をゼロに近づけて成形することも可能です。

課題別対応例

  • check オーダーメイドな設計提案
  • check 量産、単品製作対応
  • check 図面がなくて困っている
  • check 海外規格で困っている
  • check ばねの設計を変更したい
  • check ばねを強化したい

活用例

ポテトハーベスタ引張ばね.1
(東洋農機株式会社様)
ポテトハーベスタ引張ばね.2
(東洋農機株式会社様)
ポテトプランター引張ばね
(十勝農機株式会社様)
玉輪ダブル幅狭
(株式会社キュウホー様)
ロータリー除雪車
(株式会社NICHIJO様)

よくある質問

Q
引張ばねの初張力とは何でしょうか?
A
密着巻きにしたときに、接している線材の間に生じる内力のことです。初張力以下の負荷だと引張ばねのたわみは発生しません。
Q
ばねを引っぱりすぎると元の長さに戻らないのはなぜですか?
A
ばね材料には負荷を加え変形させても、許容される範囲内では元に戻る事が出来ます。ただし、材料の持つ降伏限度以上の負荷がかかった場合は永久変形を生じ、負荷を取り除いても元に戻りません。この状態を「へたり」と呼びます。
Q
ばねの強度を強くしたいのですが、どうしたら良いでしょうか?
A
線径を太くする、中心径を細くする、巻数を減らすなどの方法があります。
Q
使用しているばねより強度を強めたいが可能か?
A
強度についてはサンプルを確認し強度計算書を参考に判断頂けます。
Q
海水での使用ですが錆に強いばねはありますか?
A
錆に強い材質でばねを選定致します。
Q
インターネットにて調べましたが希望のばねが見当たらず特注は可能ですか?
A
もちろんオーダーメイドで製作させていただきます。

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